50代の転職事情
希望を持って登録した転職サイト
転職サイトを眺めて日が経つに連れ現実が突き付けられた。
正直、自分は何でも出来る(デキる)会社員だと思ってました。
またそれが自分の売りだと思っていた。
でもそのオールラウンドさは転職で何の役にも立たない。
資格や営業スキル、リーダーシップ、管理能力など、キラリと光る何かが無かったらどこにも通用しません。いや、キラリと光る程度でもダメだと思いました。
現実を目の当たりにして愕然とした。
でも、これをきっかけにして、自分を見つめなおし、自分には何が出来るかを考え直すきっかけになった。
「50代」「未経験」というキーワード
ヒットした職種は、「警備員」「ビル管理」「清掃員」...etc
どれも立派な職業だ。
でも、デスクワーク中心に仕事をしてきた私には、簡単に飛び込む自信がない。
じゃあ、何ができるんだ! ...必死に自問自答した。
でも、すぐに答えは見つからなかった。
トラックドライバーへの扉
いつものように転職サイトを眺めていると「未経験可!トラックドライバー募集」の文字が目に入った。
詳細を見ると、給料は悪くない、免許もある、休みは少なそうだな、トラックの運転経験は殆ど無いけど、まぁ何とかなるでしょ!(根拠のない自信www)
ということで、詳しく話を聞こうと思い、とりあえず応募した。
私の所持している中型免許(8t以下限定)は今となってはなかなかのレア免許で、2017年3月12日に免許制度が変わり、いわゆる普通免許は最大積載量2000kg以下までしか運転できなくなった。
準中型5t限定免許で最大積載量3500kg以下 ⇒ クロネコさんのバンタイプ
準中型免許で最大積載量4500㎏以下 ⇒ いわゆる2tトラック全般となる。
車体の総重量表示と最大積載量表示で分かりにくいが、
中型免許(8t以下限定)以上を持っていないと4tトラックは運転できないようだ。
そのような背景もあって、ドライバー不足が深刻化している運送業界。
ブラック業界と言われることも多いですが、最近では働き方改革によって少しずつ労働環境も良くなっているようです。
数日後、面接を受けてトントン拍子に内定をいただき、トラックドライバーとして新たな人生を歩むことを決心した。
希望すればそれなりに稼ぐこともできるシステムがあるとのことだった。
家族もいるし、まだまだ稼ぎたい! (働いた分はしっかり欲しいし)
肉体労働も慣れれば大丈夫!(根拠のない自信www)
...と自分に言い聞かせた。
決心した途端、心がスーッとして、楽になり、とても晴れやかな気持ちになった。
転職サイトは精神安定剤
こんばんは🌙
今日は雨でした。
午後からは大きな雷⚡にビックリ!
春雷に春の訪れを感じました。
転職サイトに登録
転職を決心した時から転職サイトに登録しました。
最初は冷やかし半分、どんな仕事があるか興味半分でした。
気持ちがいっぱいいっぱいだったので、なるべく早く転職したかった反面、市場調査期間の感覚もありました。(矛盾しますが、転職しなくて済むならそうしたい気持ちも大きかった。)
サイトを見ると、思った以上に求人はたくさんありました。
検索条件を変えて、いろいろな職種を探しました。
もしかしたら、今より良い条件の会社に行けるかも!と淡い期待もありました。
求人を眺めているときは夢も希望も膨らみ、不思議と心も落ち着いて、精神安定剤のような感覚になりました。
初めての応募
・収入は今以上
・休みも同じくらい
・なるべく自宅の近くで
そんな条件に合致する最高の募集を見つけました。
履歴書、職務経歴、志望動機をまとめ、「応募する」ボタンを押しました。
...結果は、、、
返事すらありませんでした。。。
これがアラフィフの転職だと、この時はじめて思い知りました。
そりゃそうですね。
あと10年、15年働けるか分からないおじさん雇うなら、将来の展望がある20代、30代の有望株った方がいいし、わざわざ高い給料払う必要もないし。
考えが甘かった。
よほどの資格やスキルが無い限り、50代の転職は難しいということを肌で感じた。
この応募を教訓に、50代、未経験、でもできる求人を中心に探すようになっていきました。
転職を考え始めた頃
こんばんは
ブログ書くのへたっぴですね。
少しずつ上手くなるのか分かりませんが、続けてみようと思います。
転職を考え始めた頃
さて、転職を考え始めたのはいつごろなのか記憶を遡ってみました。
ハッキリとは覚えてませんが、45歳のころには考え始めていたと記憶している。
その頃は、
・この年齢からだともう転職は無理だよなぁ
・こどもが卒業するまではとりあえず頑張ろう
・収入が減るのは嫌だなぁ
・生活リズムが変わるのは嫌だなぁ
・肉体労働は自信がないなぁ
...など、まだ転職を真剣に考えられず、少し逃げていたと思います。
仕事の状況は厳しかったけど、まだモラハラも我慢できるレベルだったし、仕事で頑張ればきっと良くなると信じて、何とか数年は頑張れていた。(すでに麻痺していたかも)
でも、事態は一向に良くならず、我慢すればするほどキツくなって、どんどん精神的にも追い詰められていった。
思考もだんだんとおかしくなり、転職へのハードルも低いものとなっていった。
・この年齢でも探せば仕事はある
・いい会社と出会った時が転職のチャンスだ
・収入が減っても働きやすさ(心のやすらぎ)を優先しよう
・収入のためには生活リズムが変わっても仕方ない
・肉体労働も慣れれば大丈夫!
...という風に変わっていった。
単に現実から早く逃げたいだけだった。
火のついた高層ビル
50歳を目前にして、働き方への疑問も大きくなっていった。
モラハラのエスカレートと共に自分自身を否定する考え方に傾いていった。
50歳を迎えるおっさんがほんの些細な事を指摘され罵倒される。
なんで自分はこんなダメ人間なんだろうと自分を責める。
負のスパイラルが加速していった。
よく、高層ビルの火災で上階に残された人が、助かると思って飛び降りてしまう事があるといいますが、まさにその心境だった。
絶対に助からないのに、メンタルが崩壊して地上が近くに見え、飛び降りれば何とかなるんじゃないかと錯覚して飛び降りてしまう。
例えるなら、自分もそんな状況に陥っていました。
同僚への相談
当時、会社を辞めることは独りで抱えて、ほとんど誰にも相談はしなかった。
でも、心配してくれた会社の同僚に話をしたら、「家族がいて1人じゃないんだし、次を決めてからでも遅くはないよ。」と優しく諭されました。
人に話したら少し楽になったことと、この言葉で冷静になり、少しだけ落ち着いて考えられるようになり、火のついたビルから飛び降りるのをなんとか留まることができた。
決心
そして、自分の中で転職への意思は固いものとなり、次の職場を見つけてから辞めることを決心した。
すぐに転職サイトに登録して、ミドル・シニアの転職動向について調べ始めた。
転職サイトと求人については、次の機会に改めて書こうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。